30坪の場合の外壁塗装の費用相場
お客様が外壁塗装や屋根塗装を依頼する場合、はじめに塗装業者にお見積もりをとることでしょう。その際、あらかじめ平均的な相場を知っておくことで、見積もりが妥当かどうか判断することが可能です。
こちらでは、埼玉県川口市の塗装専門店、「塗装のミドリヤ」が、塗装にかかる費用の相場をご説明します。お客様が具体的にイメージしやすいように、30坪の家の場合の塗装価格を提示していますので、塗装費用の予想価格として参考にしてください。
外壁塗装のみの費用相場
一般的な建坪30坪の戸建て住宅で、外壁塗装のみを行う場合の費用相場を説明します。
30坪の家の延べ床面積は約100m2となり、この面積に係数をかけた値がおおよその外壁面積となります。係数は1.2~1.3が妥当であり、100m2の家であれば、外壁面積は120~130m2です。
こちらでは中間の125m2と考えて費用を算出しています。足場面積なども、100m2の住宅の一般的な数値で試算しています。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
---|---|---|---|
足場 | 190m2 | 600円 | 114,000円 |
高圧洗浄 | 125m2 | 200円 | 25,000円 |
養生 | 190m2 | 200円 | 38,000円 |
シーリング:打ち増し | 160m | 600円 | 96,000円 |
下地補修 | 20,000円 | ||
下塗り(シーラー) | 125m2 | 700円 | 87,500円 |
シリコン系塗料 | 125m2 | 2,500円(中塗り・上塗りの計2回) | 312,500円 |
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費 | 20,000円 | ||
合計:713,000円 |
屋根塗装と外壁塗装の費用相場
一般的な建坪30坪の戸建て住宅で、屋根塗装と外壁塗装を合わせて行う場合の費用相場を説明します。足場や高圧洗浄、養生、廃棄物処理・ゴミ処理等の費用は、外壁塗装の場合に必要な費用と共通で済みます。
30坪の家の場合、屋根塗装の面積は55~65m2程度が一般的です。こちらでは、屋根塗装の面積を中間の60m2として費用を算出しています。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
---|---|---|---|
足場 | 190m2 | 600円 | 114,000円 |
高圧洗浄 | 125m2 | 200円 | 25,000円 |
養生 | 190m2 | 200円 | 38,000円 |
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費 | 20,000円 | ||
合計:197,000円 | |||
外壁塗装 | |||
シーリング:打ち増し | 160m | 600円 | 96,000円 |
下地補修 | 20,000円 | ||
下塗り(シーラー) | 125m2 | 700円 | 87,500円 |
シリコン系塗料 | 125m2 | 2500円(中塗り・上塗りの計2回) | 312,500円 |
合計:516,000円 | |||
屋根塗装 | |||
タスペーサー | 60m2 | 300円 | 18,000円 |
下地補修 | 20,000円 | ||
下塗り | 60m2 | 600円 | 36,000円 |
中塗り・上塗り | 60m2 | 2200円 | 132,000円 |
合計:206,000円 | |||
総計 | 919,000円 |
【注意】
- 上記の表の数値はあくまで目安です。
- 外壁や屋根の面積は、建物の形状や階数、デザインなどによって大きく左右されます。
- そのほかの数値も、塗料の種類や現在の塗装の状態、足場を組むスペースの広さなど、様々な条件によって左右されます。
- 正確な費用の見積もりは、専門の塗装業者までご依頼ください。
費用相場を大きく下回る見積もりは危険?
安さだけで業者を選ぶのは失敗のもとです。外壁塗装や屋根塗装で相場を大きく下回る見積もりが出されたとき、その価格が妥当かどうか、事前に知識を持っておき、業者選びの判断基準としましょう。
塗料を極端に薄める
塗装で用いる塗料には、製品ごとに1m2あたりで使用する塗料の量(基準塗布量)が決められていますが、中には必要以上に希釈して使用する業者があるのです。
適正な値よりも薄めてしまうと、塗装の効果は薄れてしまいます。あまりに安い塗装価格の場合は、塗料1缶で塗装できる範囲について確認してみるとよいでしょう。
人件費をカットする
業者の中には人件費を節約するあまり、経験の浅いスタッフだけに塗装を依頼するケースがあります。
「見積もりが安すぎるのでは?」と思った場合には、どんな職人さんが塗装をしてくれるのか、確認してみるとよいでしょう。
工期を短縮する
工期が長くなるほど、人件費などの費用がかさみます。したがって塗装業者の中には、費用の節約のために、できるだけ短い工期で行おうとする業者があります。
きちんとした工程を守って塗装を行っているかどうか確認するために、塗装のスケジュールを見せてもらうとよいでしょう。
下請け業者に発注する
塗装費用を下げるために、作業を下請け業者に丸投げする業者もあります。委託された下請け業者が利益確保のために時間をかけずに塗装を行うと、塗装の仕上がりもいい加減になってしまいますね。
自社で塗装を行う業者のほうが、塗装の仕上がりを期待できることでしょう。